【 サービス 】視覚障害者の外出を「声」で支援する「VIBLO by &HAND」を共同開発
点字ブロックをスマートスピーカーやLINEと連携させ視覚障害者の外出を「声」で支援する「VIBLO by &HAND」を共同開発
一般社団法人PLAYERS(以下、PLAYERS)と株式会社WHITE(以下、WHITE)は、点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)をスマートスピーカーやLINEと連携させ、視覚障害者の外出を「声」で支援するサービス「VIBLO by &HAND(ヴィブロ・バイ・アンドハンド)」のプロトタイプを共同開発しました。
「VIBLO by &HAND」は、点字ブロックをテクノロジーでアップデートし、視覚障害者が一人でも安心して外出でき、より自分らしく豊かな生活を送れるようになることを目指したサービスです。点字ブロックに発信機を内蔵した「VIBLO BLOCK(ヴィブロ・ブロック)」、スマートスピーカー「Clova」、「LINEアプリ」、ワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット「Xperia Ear Duo」を活用し、視覚障害者の移動を「声」でサポートします。
視覚障害者の多くは、一人での外出、特に初めての場所や遠出に不安や困難を抱えており、外出を諦めてしまうことも少なくありません。日本で生まれ国際規格となった点字ブロックは、視覚障害者の移動を支援するインフラとして普及し、今後もその役目を果たしていくことが期待されています。しかし、視覚障害者からは「点字ブロックだけでは目的地に辿り着けない」「警告ブロックが意味する内容が分からない」「自転車などで点字ブロックが遮られている」などの問題も多く指摘されており、社会インフラとして十分に機能しているとはいえません(※)。
※「視覚障害者の外出や点字ブロック、利用デバイス」に関するアンケート結果
PLAYERSは、ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会の実現」に共感した企業や団体、個人からなる活動体「&HAND」プロジェクトを推進しており、LINEなどを活用し、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と手助けをしたい人をマッチングし、具体的な行動をサポートするサービスについて、リサーチやプロトタイプ開発、実証実験、情報発信などの活動を行っています。
WHITEは、アプリケーションの開発からVUIサービスのコンサルティングまで、音声インターフェースにおける新しいユーザー体験の創出を支援するイノベーションデザインカンパニーです。日本市場でスマートスピーカーが発売される以前から、米国市場向けの音声アプリを自社開発するなどR&D活動を行い、今日にいたるまで業界問わず音声アプリケーションの企画・開発を通して日本国内ユーザーへ“音声による新しい体験”をデザインする知見を日々蓄積しています。
この度、VUI開発に強みを持つWHITEが「&HAND」のヴィジョンに共感し、「VIBLO by &HAND」の共同開発が実現しました。PLAYERSがリサーチ、コンセプトデザイン、UXデザインなどを行い、WHITEがシステム開発などを担当しています。また、「Xperia Ear Duo」の提供において、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社に協力いただいています。
VIBLO by &HAND
サービス名:VIBLO by &HAND(ヴィブロ・バイ・アンドハンド)
※VIBLO:VOICE Braille Block(声の点字ブロック)の意
タグライン:声で感じる 安心。声でつながる やさしさ。
サービスページ:https://www.andhand-project.com/pages/2337492/viblo
VIBLO by &HAND:利用シーン
VIBLO by &HAND:特徴
特徴1:音声アシスタントが視覚障害者の道案内をサポート
スマートスピーカーを使って目的地を設定すると、出発地から目的地までに敷設されたVIBLO BLOCKにルート情報が反映されます。視覚障害者がVIBLO BLOCKに近づくと、ルート情報を受け取ったLINEが、目的地までの道順案内をLINEメッセージと音声で伝えます。オープンイヤータイプのヘッドセットを利用するため、周辺音を遮断せずに音声を聞き取れます。
特徴2:ルートを外れても安心。支援者の見守り/アシスト機能
出発地から送り出したご家族や、目的地で到着を待つご友人など、視覚障害者を支援する方がスマートスピーカーに呼びかけて現在地を問い合わせることができます。視覚障害者がルートを外れてしまったときやトラブルが起きたときは、LINEのビデオ通話機能とスムーズに連携し、代わりの目となってサポートすることも可能です。
VIBLO by &HAND:コンセプトムービー
VIBLO by &HAND:特徴
特徴1:音声アシスタントが視覚障害者の道案内をサポート
スマートスピーカーを使って目的地を設定すると、出発地から目的地までに敷設されたVIBLO BLOCKにルート情報が反映されます。視覚障害者がVIBLO BLOCKに近づくと、ルート情報を受け取ったLINEが、目的地までの道順案内をLINEメッセージと音声で伝えます。オープンイヤータイプのヘッドセットを利用するため、周辺音を遮断せずに音声を聞き取れます。
特徴2:ルートを外れても安心。支援者の見守り/アシスト機能
出発地から送り出したご家族や、目的地で到着を待つご友人など、視覚障害者を支援する方がスマートスピーカーに呼びかけて現在地を問い合わせることができます。視覚障害者がルートを外れてしまったときやトラブルが起きたときは、LINEのビデオ通話機能とスムーズに連携し、代わりの目となってサポートすることも可能です。
「VIBLO by &HAND」の今後の展開
「VIBLO by &HAND」の実現に向けて、実証実験にご協力いただける自治体や企業、団体などを募集していきます。
協力:ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
「Xperia Ear Duo」について
耳をふさがない構造により、周囲の音と再生している音楽がブレンドされる革新的なリスニングスタイル「デュアルリスニング」を実現した、完全ワイヤレスのオープンイヤーステレオヘッドセット。スマート機能の搭載により、音声やヘッドジェスチャーで、通話の発着信やLINEメッセージの送受信、音楽再生操作など、先進的なハンズフリーでの様々な操作も可能です。
「VIBLO by &HAND」体験会・デモンストレーションについて
以下のイベントにて「VIBLO by &HAND」の体験会やデモンストレーションを実施します。
◯「LINE BOOT AWARDS」FINAL STAGE:プレゼンテーション・体験会
・日時 : 11月10日(土)12時30分 〜 20時30分
・会場 : LINE株式会社 ミライナタワー23F LINE CAFE
・URL : https://www.line-community.me/awards/
◯超福祉展:テクノロジーで点字ブロックをアップデート!「VIBLO by &HAND」体験会
・日時 : 11月10日(土)15時00分 〜 16時00分 ※雨天中止
・場所 : ハチ公前広場
&HAND(アンドハンド)
LINEなどの手段を活用し、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、それを手助けしたい人をつなぎ、行動を後押しするプロジェクト。ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会」の実現を目指しています。2017年LINE「LINE BOT AWARDS」グランプリ受賞(「&HAND」サービスとして)、2016年Google「Android Experiments OBJECT」グランプリ受賞(「スマート・マタニティマーク」として)。 http://www.andhand-project.com/
一般社団法人PLAYERS
「一緒になってワクワクし 世の中の問題に立ち向かう」をスローガンとした、多様なプロフェッショナルからなるコ・クリエーションチーム。社会が抱える様々な問題に対して、リサーチ、ビジョンメイキング、コンセプトデザイン、プロトタイピング、コミュニケーションデザインなどのあらゆる手段でアプローチし、解決へと導きます。 https://www.facebook.com/players.or.jp/
株式会社WHITE
新しい、を価値に。リアル×デジタルで世界を再構築する イノベーションデザインカンパニー
私たちは、スマートスピーカー/音声AIアシスタントという新しいデバイス・技術が企業と生活者のコミュニケーションをどう変えていくのか、そして企業へどのような“ビジネス価値”をもたらす可能性があるのかを真剣に考えています。 http://255255255.com/
※「Xperia Ear Duo」は、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
※ その他の記載されている商品名などは各社の登録商標あるいは商標です。
本プレスリリースは、株式会社WHITEとの連名リリースです。
0コメント